朝目を覚まし朝食をいただいた。その時初めて奥さんの顔を見た。
気さくで気配りがあり明るい声でよく声をかけてくれた。
オーナーは温厚でただ笑って聞いているだけのような人だった。奥からオーナーのお母さんも出てきて挨拶をしてくれた。
私はそんな光景を見てこの家庭は奥さんで持っているなぁ〜と思った。オーナーは朝望遠鏡を持って野鳥の観察に行って帰ってきたような様子だった。
朝が来てえとぴりか村の玄関先に出ると小さな虫が飛び交っていた。
昨日の夜、空を眺めると満点の星空で都会では中々見れない夜空だった。
出発前に奥さんが言うのには直ぐそこで祭りがしていて遠い所からでもわざわざ来るくらいだから行ってみたらどうですか、と声をかけてくれたので少し寄ってみる事にした。
昨夜は遅かったのでオーナーとも余り話しは出来なかったが朝食時は色々話が出来てオーナーの人柄も分かりよかったと思った。
又出発する際に300kもあるバイクが砂利道に食い込んでいるのでバックするのにオーナーに押してもらい出発することになった。
まず向ったのが霧多布まつりである。バイクで2分も走れば行われていた。整理券を配られ数名の人は200円で鮭の掴み取りが出来るということだ。又沢山海産物の出店が出ており私も鮭とカニを買って大阪に送っておいた。
(3日後に家に電話をすると送ってきたのは鮭とカニではなく鮭とサンマだったとか?)
その後摩周湖を目指して走行した。ここから海沿いではなく道内に入っていくわけだが再び海沿いに戻ってこなければならないのが無駄な気がする。これは北海道の海沿いを一周するという拘りがあるからそうなるのだが。
摩周湖に●時ごろ到着した。駐車料金100円を払えば摩周湖が一望できる場所まで行けるのだから入場料みたいなものだ。
駐車場にはバイクが沢山止まっていた。見渡すとハーレーも2台ほど止まっていたような気がした。
見学はほんの数分で終わるほど対して見る所もなかった。駐車場に戻ると大阪ナンバーのハーレーが一台駐車されていたのだが、その若者から声がかかり話をしていると寝屋川チャプタに所属しているとか言っていた。だいたい一日400q位は走るというのだから私の倍近く走るわけだから凄いと思った。
話を聞くと今から屈斜路湖に行こうと思っていると言うのである。それなら私も後を付いていくから、ということで約40分ほど一緒にツーリングを楽しんだ。
屈斜路湖の周辺は温泉が多い。砂を掘れば温泉が出てくる場所もあった。丁度九州の砂風呂のような感じだ。彼はその温泉の場所で入っていくというのでその場で私と分かれることになった。
その彼が言うのにはもう少し先に有名な無料の露天風呂があるからというので私はその露天風呂に入ろうとバイクを走らせた。
10分ほど走ると目的の露天風呂があった。
既に二人ほど入浴していた。無料だというのに施設も完備されており脱衣所も二つある。二つあるということは男女混浴である。岩で仕切られているもののそんなに大きな岩ではないので丸見えだがあいにく女性は入っていなかった。
東京から来ているという男性と結構長い間湯につかりながら話をした。記念写真もお願いして撮ってもらったりしていると一人二人と観光客が入ってくる。湯加減も42度くらいで丁度良い。
そろそろ帰ろうとバイクの方に歩いていると先ほど一緒にツーリングしていた彼がバイクで入ってきた。
良い湯だから入っていったら、というと再び入浴の支度をして露天風呂のほうに歩いていった。さっき砂風呂に入ったのに又入るのだと思いながら私は今日テントを張ろうと思っている阿寒湖の方にバイクを進めた。
阿寒湖に行くまでに結構厳しい山越えがあった。途中でガソリンに不安を感じたが100q近くは走れそうだから行けるだろうと思いひたすらバイクを阿寒湖に向けては知らせた。途中で気温が下がってきたので革ジャンの下にセーターを着込んでの走行になった。
やっと阿寒湖に到着時間は●時頃だった。
阿寒湖の土産売り場で今日の宿泊先を聞いていたら先ほど露天風呂に入った彼と3度目の再会。偶然とはいえ不思議だ。
売店で紹介された素泊まり7,500円の旅館の前まで行ったがもう一度テントを張りたいという気持ちが強い私は温泉街を一回りした。
すると阿寒湖キャンプ場というのが目に付いた。中に入っていくと施設も確りしていて中々良いキャンプ場だ。このキャンプ場には足湯もある。
早速バイクを止めると既にテントがいくつか張られていた。入り口に近い所で張っているおじさんに声をかけた。
そのおじさんはハーレーで来ており駐車している側にテントを張りたいということで入り口近くに張ったようだ。
私も横に張っていいですかと訊いて少し離れた場所にテントを張ることにした。
そのおじさんのテントは立派なテントで自炊までしている。テントの入り口にはコンロランプチェアー等々全て取り揃えている。後から聞いた話だが年間100回はテントを張るとか言っていた。私の場合は千畳岩で生まれて初めてテントを張って今日で二回目だ。
夜は温泉街近くのコンビニに夜食を買いに行った、千畳岩でテントを張ったときに蚊取り線香もいるのではと思ったので念のために蚊取り線香も買っておいた。
夜寝たが寒くて寝ることが出来なかった。戦場岩では差ほどでもなかったが阿寒湖の夜は寒かった。矢張り寝袋は最低いる。

屈斜路湖周辺には温泉が湧き出ている。

無料の露天風呂 石を隔てて男女混浴 |

二回目に利用したとほ宿

きりたっぷ岬

きりたっぷ岬まつり
拡大できます。 |

イベント風景

岬まつりの出店

摩周湖に行く手前のシラルトロ湖(水草が綺麗だった)

摩周湖
拡大できます。 |

摩周湖駐車場

阿寒湖キャンプ場

キャンプ場には足湯のハウスがあった⇒

テント内の様子 |